今回の記事では、
「界面活性剤の5つの作用」を話していきます。

界面活性剤の5つの作用とか、
聞きたくもないよー!

意外と身近で、簡単だから、
3分だけ聞いておくれ!

なら、3分だけ聞いてみる!
界面活性剤とは、専門用語になりますので、

俺はその前に「界面活性剤」の意味が分からん!
という方は、
下記の記事を先に読んで貰えればと思います。
界面活性剤とは、簡単に言うと何なのか?分かりやすく解説してみた!
界面活性剤の作用を5つに分けて紹介してみた!
界面活性剤の作用は、下記の5つになります。
・分散作用
・浸透作用
・乳化作用
・洗浄作用
起伏作用
起伏作用とは、泡立ちを良くする作用です。
水と界面活性剤を混ぜると、
非常に泡立ちやすくなり、その泡立ちをキープしようとします。
起伏は、「ふんわりと浮く」とイメージすると覚えやすいですよ!
ちなみに、弊社の床面自動泡洗浄機に使っている、
アワフルPという洗剤は、
農場の畝(うね)のように、もこもことした泡が出ます。
「起伏作用」を理解しやすいと思うので、
是非、下記の動画をワンクリックしてみてください。
分散作用
分散作用とは、粉々に分散させる作用です。
こちらは、ススと水を混ぜた場合がよく例えられます。
下記の画像で、
・左側がススと水だけを混ぜた時
・右側が界面活性剤を加えた時
になります。

引用元:https://www.kao.com/jp/
もう、一気に変わりますよね。
界面活性剤って、本当に凄いなと感動しました!
浸透作用
水の原理として、分子同士の引き合う力があります。
なので、繊維物を水の中に入れても、染み込みにくいです。
「界面張力」という力が、反発するイメージです。
しかし、界面活性剤を使うと、
「浸透作用」が働いて、水に繊維が染み込みます。
なので、洗剤を使う事によって、
繊維物をしっかりと洗えるようになるのです。
乳化作用
こちらは、本来持つ液体の性質を変えて、
混ざらない液体同士が混ざる作用です。
例えば、マヨネーズの場合だと、
卵が乳化の役割を果たしています。
マヨネーズの原料は、お酢と油です。
この2つがうまく溶け合う為に、卵が使われています。
また、水と油は、本来混ざらない液体同士です。
しかし、界面活性剤を使うと、乳化の仕組みで混ざります。
洗浄作用
上記の、様々な作用がしっかりと働き合って、
しっかりと汚れを洗い流す作用です。
界面活性剤の作用は、イノベーションそのもの!

引用元:https://www.hikaritv.net/video/series/Z3JvdXAvMWUwMDAxMw==
界面活性剤は、イノベーション(革新)そのものです!

確かに理解できたけれど、
その決め台詞のセンス微妙!

ちゃんと理由があるから、最後まで聞いておくれ!
界面活性剤は、生活の中で、
ドレッシングやマヨネーズといった食品関係であったり、
シャンプーや石鹸、化粧品といった整髪、コスメ関係など、
本当になくてはならないものです。
もはや、「歴史を育ててきた」と言っても、過言ではありません。

ま、勉強にはなりました!
以前、「洗剤で汚れが落ちる3つのメカニズム」
について、記事を書きました。
こちらも、関連記事として載せておきます。