今回の記事では、
「洗剤で汚れが落ちる為の3つのメカニズム」を
簡潔に話していこうと思います。

今回は、洗剤で汚れが落ちる理由を話すよ!

え、難しそうだし、興味ないよー。
そんな知識別に使わないもん!

そう思う気持ちは分かるけどさ、
手洗い、食器洗い、洗濯の時に、
自然と洗剤を使っているはずだよ!

あ、確かに!なら、ちょっとその話、聞いておくか!

気変わり早いなー!、では、しっかり聞いてなー!
みなさん、汚れの落ちる理由を考えたことはありますか?
不意に衣服に汚れがついてしまって、
その汚れが中々落ちないときには、多少考えたことがあるかもしれません。
洗剤での汚れ落ちに関しては、
中々、真剣に向き合う事はないと思いますが、
知っておくと便利なので、この際、学んでみましょう!
洗剤で汚れが落ちる為の3つのメカニズムを紹介してみた!
洗剤で汚れが落ちる3つのメカニズムとは、下記の3つのことです。
・分離型洗浄
・溶解型洗浄
・分解型洗浄
これら3つのメカニズムが1つの洗剤につき、1つのメカニズムではなく、
複雑に絡み合っています。
用語自体は、難しそうかもしれませんが、
知れば、そんなに難しいものではありません。
では、それぞれの説明をしていきます。
分離型洗浄
分離型洗浄とは、汚れ自体を引きはがす性質です。
界面活性剤やアルカリを使ったものが、こちらに該当します。
汚れを固まりの状態のまま引き剥がして取り除きます。
こちらは、一見とても良さそうに思えますが、
デメリットもあり、汚れの再付着に注意する必要があります。
ちなみに、以前、界面活性剤とは何なのか?
という記事も書きましたので、界面活性剤がよくわかないよーという方は、
ぜひ目を通して頂ければと思います。
界面活性剤とは、簡単に言うと何なのか?分かりやすく解説してみた!
溶解型洗浄
次に、溶解型洗浄です。
溶解とは、要は「溶かす」という意味です。
弱アルカリ、弱酸などを使うのは、
この溶解力が高まるからです。
溶解型洗浄は、汚れの分子同士の引き合う力が弱まり、
汚れは、分子単位でばらばらの状態になり、水や有機溶剤などに溶かされます。
しかし、溶かされた汚れが留まってしまうこともあります。
そこがデメリットなので、補うためには、
すすぎの効果を高める事が非常に大切です。
分解型洗浄
分解型洗浄は分子の内部を壊して、汚れを汚れではないものに変えたり、取り除き易い汚れに変化させて除去するものです。
酸化反応を使って、汚れを分解します。
漂白剤は、この仕組みを利用されています。
こちらは、「汚れ落ち」の視点から見ると、
3つの中で最も理想的なメカニズムと言われています。
なぜなら、汚れが再付着することがまずないので、確実性が高いからです。
しかし、1つだけデメリットを話すと、衣服にはダメージを与えやすいです。
では、今回は以上になります。
関連記事として、
「界面活性剤は手荒れの原因になるのか?」
を紹介しておきます。
ありがとうございました。