ナチュラルクリーニング 重曹編
目次
1、重曹とは
2、洗浄のメカニズム
3、注意点
4、重曹の種類
合成洗剤を使わない、ナチュラルクリーニングで使われる「重曹」
よく耳にする身近な存在ですが・・・そもそも重曹って何??
1、重曹とは
アルカリ性の物質で「炭酸水素ナトリウム」や「重炭酸ソーダ」ともいいます。
原料の食塩水に二酸化炭素を加えて作られます。
人間の体内にもある物質なので、無害であることから、安全性が高い洗剤という事なのです。
<特徴>
・弱アルカリ性(酸を中和する)
・発泡性、膨張性がある
・油と混ざることで石鹸のような働きをする(親水性と親油性をあわせ持つ)
・消臭、吸湿、研磨などの作用がある
2、洗浄のメカニズム
温めると二酸化炭素が発生し、アルカリ性が高まります。すると、酸性を中和するので、酸性の汚れが落としやすくなります。この性質を利用して、汚れや焦げ付きなどを浮かせて剥がし落とすことができます。
しっかり加熱する煮洗いや、ぬるま湯で溶いてペースト状にしたり、粉末のまま研磨剤のように使うことができます。
3、注意点
・肌が弱い方は、手袋をして使用してください。
・木製のもの、畳、アルミ、銅、漆器、ワックスのかかったフローリングなどは、シミになる可能性があるので使用できません。
4、重曹の種類
成分は同じですが、純度によって種類分けされています。
純度が高いほど、不純物が少ないということになります。
・掃除用(95~98%)
・食用(98~99%)
・医療用(100%)